ストレスチェック制度について厚生労働省から資料が公表されていますが、ボリュームがとても多い。概要資料は60ページもあるし、実施マニュアルにいたっては170ページです。これを全て読むとなると大変です。ですから、押さえておいていただきたいポイントを簡単にまとめておきます。第1回目はストレスチェック制度の目的です。
ストレスチェック制度の目的
そもそも何でストレスチェック制度なんてものが導入されたのか・・・これは前にブログに書いたのですが、労働者のメンタルヘルス対策を講じることが事業主にとって重要になってきたからです。長時間労働、職場内の人間関係、それにはハラスメントも関係してくる場合もあるでしょう。誰にも相談できない・・・こんな方もいらっしゃるでしょう。職場におけるメンタルヘルス対策の一環としてストレスチェック制度が始まったのです。その目的は3つです。
セルフケア(ストレスへの気づきを促す)
メンタルヘルス対策の第一歩はここからです。自分で気づくこと。自分がいっぱいいっぱいなのに気づかない方が多いのです。
労働者のメンタルヘルス不調の未然防止(一時予防)
小さなストレスもケアしていかないと、積みかさってしまうと心が折れてしまいます。
ストレスの原因となる職場環境の改善
職場環境に何か問題があるのであれば改善しないとメンタル不調者が続出してしまいます。
このように、ストレスチェックはメンタル不調者を見つけるためにやるのではないのです。不調になる前の一時予防なんだということを頭に入れておいてください。