労使トラブルに関する年間相談件数の推移
厚生労働省の発表によると、労働者と事業主との間で労働条件や職場環境などをめぐる労使トラブルに関連した年間相談件数は10年連続で100万件を超え、高止まりしています。労使トラブルは、もう他人事ではありません。この10年間だけでも数えきれないほどの法改正が行われ、社会や企業を取り巻く環境は大きく変化してきました。また、残業による過労の末に亡くなる方々の報道が絶えず、法令遵守意識の低い企業に対して世間の目が厳しい中、我関せずと労使トラブルの芽をつまず、何も対策を講じない企業がいざという時に被る損害はとてつもなく甚大です。大きなトラブルに発展する前に、未然に防ぐ手立てを講じることが何よりも大事なのです。